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====概要==== | ====概要==== | ||
夏の咲島祭2021においては、ラグの影響で満足な列車運行ができなかったことから、参加者やスタッフの救済措置として本イベントが開催された。 | |||
金曜から日曜にかけての3日間を2週連続で開催することにより、咲島祭参加登録者やスタッフが参加しやすい設定とした。また空き枠には追加募集も行い、参加者数は56名に及んだ。 | |||
スタッフも労う目的から、スタッフは社長1名のみで回すこととし、1時間ごとに電車とバスの交互運行となった。 | |||
====電車運行==== | ====電車運行==== | ||
偶数時間帯に運行。 | |||
1運用で島内の移動をカバーしなければならないことから、苦肉の策として咲島港駅 - 木古川駅間で「循環特快」が設定された。停車駅は以下の通り。 | |||
[[咲島港駅]] - [[中原台駅]] - [[島北出坂駅]] - [[船上湯本駅]] - [[天玉寺駅]] - [[新咲市場駅]] - [[中原台駅]] - [[木古川駅]] | |||
従来の特快停車駅のほか、観光地である船上湯本駅に追加停車した。また、大岩駅を通過として新咲市場駅に停車することで、島南西部へのアクセスを均等化した。 | |||
この設定により、1往復で咲島港駅 - 木古川駅間を運行することができるようになった。一方で以降、特快停車駅は複雑化することとなった。 | |||
====バス運行==== | ====バス運行==== | ||
奇数時間帯に運行。 | |||
こちらも1運用で回さねばならなかったが、鉄道と異なり、全島をカバーしつつ往復経路を組むことは難しかった。そこで既存系統を縫って循環経路を設定することとなった。経路は以下の通り。 | |||
経路は比較的運行操作が容易な経路で組まれた。島北出坂駅西口、船上湯本駅前、天玉寺駅前では時間調整を入れることとし、長時間運行にも定時性を担保することとした。この臨時バスは後に、咲島しまさんぽ2022で咲55甲として正式設定されている。 | |||
また天玉寺駅前の停車中に時間設定を昼から夕方に変更し、咲東崎灯台では夕方から夜にして咲西浜花火大会を稼働させるといった、ワンオペに対応したダイヤであった。 | |||
なお、経路の特性上、咲西浜花火大会とバスのダイヤは連動しなかった。 | |||
===咲島しまさんぽ(2022年)=== | ===咲島しまさんぽ(2022年)=== | ||
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====概要==== | ====概要==== | ||
夏の咲島祭2021以降も、ラグ問題には解決の目途が立たない状況であり、そのまま咲島祭を継続開催するのは困難であると思われた。 | |||
一方でその後開催した咲島しまさんぽ2021では、列車本数や受け入れ人数は激減したものの、ほとんどラグの問題を考慮せず観光が可能であった。そこで咲島しまさんぽを軸に、運転本数を増やす方策を採ることとなり開催されたのが、本イベントである。 | |||
====電車運行==== | ====電車運行==== | ||
咲島しまさんぽの性質から、最大運用数を毎時3運用以下として、全時間帯にわたり列車ダイヤとなった。ラグの状況を見て運用数を減らせるよう、K01運用のみでもある程度の旅客流動を拾えるよう設定し、そのほかの運用は前の運用を補完する形で設定された。 | |||
咲島しまさんぽ2021から引き続き循環特快が設定されたが、花火大会に合わせて下り咲島港行きのみ全列車咲西浜駅停車となった。これは循環特快がK-Tourismの専用運用となったことで、開催時間帯以外も同じ車内放送を使い回すための措置であった。 | |||
そのほか、特別快速「[[関山 (列車)|関山]]」号の会期内運行も実施された。この関山号は乗車体験を重視する観点から、乗車可能区間が桐立駅まで延長され、代わって海央皇駅は通過する。なお乗客は桐立駅降車後、折り返しの関山号に乗車するよう求められた。 | |||
これら特快運用はK01運用が割り当てられ、優先的に運行された。 | |||
また「いにしえ倉急枠」として、倉急電鉄開発記Season1当時の車両を用いて運行する時間帯も用意され、205系やキハ110、キハ600などが整備された。 | |||
11時台においては、咲島線系統および島北・木古川線系統に1運用ずつを配置して、春の咲島スタンプラリーを模したダイヤ、つまり天玉寺 - 上砥駅間未開業時代のダイヤも設定された。 | |||
車内放送は、2021年において実装が見送られた雪々式が正式実装された。一方K-Tourismおよびキハ82には、開発中の水音式車内放送も実装された。 | |||
雪々式放送は、録音パーツを組み合わせて流す方式の自動放送であり、全種別行先に対応している。 | |||
水音式放送は、録音音源をそのまま流す方式であり、一部運用にのみ対応した。 | |||
なお当日は、「連結した車両が重い」ことが判明し、途中から循環特快と関山号を除く全ての列車がキハ110およびキハ600単行で運行され、ほとんどがいにしえ倉急枠となった。 | |||
====バス運行==== | ====バス運行==== | ||
最大運用数を2運用としつつ、全系統をカバーするよう分散してダイヤが設定された。また以下の系統が正式設定されている。 | |||
* 咲55甲:中原台駅 → 島北出坂駅西口 → 船上湯本駅前 → 天玉寺駅前 → 中原台駅 | |||
* 咲55乙:中原台駅 → 天玉寺駅前 → 船上湯本駅前 → 島北出坂駅西口 → 中原台駅 | |||
咲55甲は、咲島しまさんぽ2021において設定された臨時バスを正式に編入したものである。 | |||
これら系統も含め、設定されている全てのバス路線で運行がなされたのは、夏の咲島祭2020以来のことである。 | |||
==開催一覧== | ==開催一覧== | ||
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* バス咲55系統正式設定。 | * バス咲55系統正式設定。 | ||
* 特急関山の会期中運行開始。 | |||
* 雪々式車内放送実装。 | |||
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==注釈== | ==注釈== |