「飛鉄12000系電車」の版間の差分

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=== 12000系(12000系A編成) ===
=== 12000系(12000系A編成) ===
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=== 14000系(12000系B編成) ===
=== 14000系(12000系B編成) ===
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== 脚注 ==
== 脚注 ==

2024年9月17日 (火) 18:40時点における版

飛鉄12000系電車(ひてつ12000けいでんしゃ)とは、1970年に登場した飛柁鉄道(飛鉄)の特急型電車である。

飛鉄12000系電車
基本情報
運用者 飛柁鉄道
製造所 アスタ車両
製造年

1969年 - 1970年

クモ14000形、モ14050形、モ14150形、クモ14100形:1971年~1973年
運用開始 1970年
投入先 飛鉄本線(風雁-飛鉄柁岐間)+飛鉄飛阪線+飛阪急行線
主要諸元
編成 4両編成
軌間 1067 mm
電気方式 直流1500 V・架空電車線方式
最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 120 km/h
全長 18,900 mm
全幅

車体基準幅2,800 mm

車体裾部幅2,700 mm
車体 普通鋼製
台車 DT23形
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
制御方式 抵抗制御
制動装置 発電制動併用電磁直通ブレーキ・可変荷重装置付
保安装置 飛鉄式ATS
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1970年に施行された飛鉄の特急政策の見直し(特急列車の有料種別化)により誕生した飛鉄初の特急型電車で4両編成が12編成、合計48両が製造された。1972年にはこのうち40両が新造されたクモ14000形、モ14050形、モ14150形、クモ14100形を組み込みのうえ組成変更を行い12000系(12000系A編成)と14000系(12000系B編成)となった。

本項では、登場当初の組成の12000系のほか12000系の編成組み換えのために1972年から登場したクモ14000形、モ14050形、モ14150形、クモ14100形を組み込んだ12000系(12000系A編成)と14000系(12000系B編成)についても記述する。

系統別概要

12000系(登場時編成)

12000系(登場時編成)は全長18,900 mmの普通鋼製車体で先頭車片側1扉、中間車片側2扉の4両固定編成で、1970年に施行された飛鉄の特急政策の見直し(特急列車の有料種別化)のため登場した。それまでに特急運用についていた5100系列10000系は特急運用から追い出され高速から普通までの料金徴収のない種別に順次割り当てられた。また、この時10000系の塗装変更とエンブレムの取り外しが行われている。

1972年より順次編成組み替えが行われた。

車体

全ての車両が全長18,900 mmで車体幅は2,800 mmである。

車体は全鋼製で、基本的に10000系をベースとしているが、特急専用車であることからドアを片側1~2扉に減らし、折り戸を採用するなどしている。

このほか山越え区間を有する飛阪急行線にも直通することから走行機器を一新し、これに対応させている。

車体塗色も誤乗の防止や特急型でない車両との明確な差別化のために黄色を地色とした半ば5400系まで採用されていた旧塗装を彷彿とさせるような塗装となっている。

先頭部には10000系のように飛鉄のHを象ったエンブレムが取り付けられているが、特急専用車であることがすぐわかるようマイナーチェンジがなされている。

車内

車内の配色については、10000系からのクリーム色の化粧板を採用しているが、側面下部にはよりベージュっぽい落ち着いた色を配色しているほか、新たに新設されたデッキ部はこのベージュが全体に配されておりかなり落ち着いた印象となっている。

また、飛鉄では初の回転リクライニングシートを採用し、シートピッチは過去最大の1000 mmを確保している。他誤乗防止の観点から従来のブラウン一色のシートモケットではなく、ブラウン地色にオレンジと白の帯を巻いたような柄のものになっている。

先頭部は10000系と同様に展望席となっており、展望席の直上には荷物棚がない代わりに乗務員はしご内側に荷物置きスペースを用意している。また、運転室が2階になっている都合上車掌業務がしづらくなってしまうため、車掌スペースを先頭車の連結面に設けている。

編成中1か所(モ12150)にトイレを備える。

12000系(12000系A編成)

12000系(12000系A編成)は全長18,900 mmの普通鋼製車体で先頭車片側1扉、中間車片側2扉の4両固定編成で、前述12000系(登場時編成)のうち新晃嶺方2両にモ14150形とクモ14100形を連結した編成である。

クモ12000形、モ12050形に基本的な変更はないため増結された形式について記述していく。

モ14150形

電動中間車。基本的にモ12150形と同一設計であり、片側2扉でかつ、デッキにトイレと洗面所を備える。

クモ14100形

電動制御車。14000系(12000系B編成)との連結運用のために編成内通り抜けができるように貫通型先頭車となっている。

車掌室を車両後方に設置する必要がないことから車站部に乗降ドアを配している。機器配置の都合上前面展望は不可能な形となっている。

貫通扉の外側にはエンブレムが取り付けられているほか、12000系展望車に準じたデザインとするために本来不必要であるダンパーが取り付けられている。

14000系(12000系B編成)

14000系(12000系B編成)は全長18,900 mmの普通鋼製車体で先頭車片側1扉、中間車片側2扉の4両固定編成で、前述12000系(登場時編成)のうち風雁方2両にクモ14000形とモ14050形を連結した編成である。

こちらもモ12150形、クモ12100形に基本的な変更はないため増結された形式について記述していく。

クモ14000形

電動制御車。14000系(12000系B編成)との連結運用のために編成内通り抜けができるように貫通型先頭車となっている。

車掌室を車両後方に設置する必要がないことから車站部に乗降ドアを配している。機器配置の都合上前面展望は不可能な形となっている。

貫通扉の外側にはエンブレムが取り付けられているほか、12000系展望車に準じたデザインとするために本来不必要であるダンパーが取り付けられている。

モ14050形

電動中間車。基本的にモ12050形と同一設計であり、片側2扉である。

編成表

凡例:Tc - 制御車、T - 付随車、Mc - 制御電動車、M - 電動車

12000系(登場時編成)

← 新晃嶺

飛鉄柁岐 →

製造

次数

落成年 運用離脱年 機器・台車 転用先 備考
パンタ配置
形式 クモ12000 モ12050 モ12150 クモ12100
区分 Mc M M Mc
車両番号 12001 12051 12151 12101 1次車 1969年 1972年 新晃嶺側2両を12000系(12000系A編成)、

飛鉄柁岐側2量を14000系(12000系B編成)、 に編成組み換えにつきこの形態は消滅。

12002 12052 12152 12102 1972年
12003 12053 12153 12103 1972年
12004 12054 12154 12104 1972年
12005 12055 12155 12105 1972年
12006 12056 12156 12106 1973年
12007 12057 12157 12107 2次車 1970年 1973年
12008 12058 12158 12108 1973年
12009 12059 12159 12109 1973年
12010 12060 12160 12110 1973年
12011 12061 12161 12111 1976年 16000系16001F 貸切列車や編成数不足に陥った時用の波動用編成(76年まで)
12012 12062 12162 12112 1976年 16000系16002F

12000系(12000系A編成)

← 新晃嶺

飛鉄柁岐 →

製造

次数

落成年 運用離脱年 機器・台車 転用先 備考
パンタ配置
形式 クモ12000 モ12050 モ14150 クモ14100
区分 Mc M M Mc
車両番号 12001 12051 14151 14101 1次車 1972年
12002 12052 14152 14102
12003 12053 14153 14103
12004 12054 14154 14104
12005 12055 14155 14105
12006 12056 14156 14106 2次車 1973年
12007 12057 14157 14107
12008 12058 14158 14108
12009 12059 14159 14109
12010 12060 14160 14110

14000系(12000系B編成)

← 新晃嶺

飛鉄柁岐 →

製造

次数

落成年 運用離脱年 機器・台車 転用先 備考
パンタ配置
形式 クモ14000 モ14050 モ12150 クモ12100
区分 Mc M M Mc
車両番号 14001 14051 12151 12101 1次車 1972年
14002 14052 12152 12102
14003 14053 12153 12103
14004 14054 12154 12104
14005 14055 12155 12105
14006 14056 12156 12106 2次車 1973年
14007 14057 12157 12107
14008 14058 12158 12108
14009 14059 12159 12109
14010 14060 12160 12110

脚注

注釈

飛柁鉄道のロゴマーク飛柁鉄道の車両
現有車両
特急型電車 VVVF車 22000系・22200系 - 22500系 - 30000系 - 31000系 - 41000系 - 51000系
高性能電車 12000系・14000系 - 20000系・20200系 - 21000系 - 40000系・40500系
通勤型電車 VVVF車 1000系II - 1200系・1400系
高性能電車 新造車 3400系・3600系 - 4000系・4200系 - 10000系
機器流用車 3000系・3200系 - 4500系
譲受車 4700系
旧性能電車 機器流用車 6000系 - 6200系
軌道線用電車 2軸ボギー車 引継・新造車 310形 - 370形 - 500形 - 550形 - 700形 - 720形
機器流用車 550形
連接車 新造車 600形 - 650形 - 670形
改造車 410形
機関車 電気機関車 ED150形 - ED180形 - ED250形
貨車 長物車 そのうち
ホッパ車 そのうち
過去の車両
特急型電車 高性能電車 16000系
鉄道線用電車 高性能電車 新造車 5100系・5300系・5400系
旧性能電車 引継・新造車 1000系I - 1500系 - 1550系 - 1600系I - 1630系 - 2000系I - 2200系 - 2400系 - 2600系 - 2230系 - 2630系 - 2730系 - 2800系 - 2830系
軌道線用電車 4輪単車 引継・新造車 110形 - 120形 - 130形 - 150形
2軸ボギー車 引継・新造車 210形 - 300形 - 320形 - 330形 - 350形
機関車 電気機関車 そのうち
ディーゼル機関車 そのうち
電動貨車 有蓋車 デワ200形
荷物車 そのうち
貨車 長物車 そのうち
ホッパ車 そのうち
有蓋車 そのうち
有蓋緩急車 そのうち
無蓋車 そのうち
関連項目
Prospect car - Lavista - VOLAREX - NeXus
「引継車」は那富電気鉄道および被合併会社から継承した車両。「譲受車」は被合併会社以外から購入・譲受した車両。
テンプレート:飛柁鉄道の車両