「飛鉄22000系電車」の版間の差分

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飛鉄22000系電車(ひてつ22000けいでんしゃ)とは、1994年に登場した飛柁鉄道(飛鉄)の特急型電車である。

飛鉄22000系電車
飛鉄22200系電車
共通事項
基本情報
運用者 飛柁鉄道
製造所 アスタ車両
製造年 1994年
運用開始 1994年
投入先 飛鉄本線(風雁-新晃嶺間)+櫻鉄飛那線
主要諸元
編成 22000系:4両編成
22200系:2両編成
軌間 1067 mm
電気方式 直流1500 V・架空電車線方式
最高運転速度 130 km/h
全長 20,000 mm
全幅

車体基準幅2,800 mm

車体裾部幅2,700 mm
車体 普通鋼製
台車 SS154形・SS026F形
制御方式 VVVFインバータ制御
(GTOサイリスタ素子)
制動装置

回生・発電併用電気指令式ブレーキ

抑速ブレーキ付き
保安装置 飛鉄式ATS
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本項では、22200系電車(22200けいでんしゃ)についても記述する。なお、中間車2両をダブルデッカー車とした22500系については22500系電車を参照。

概要

先代の本線特急用電車20000系、20200系を置き換えるべく1994年に2系列あわせて30両が製造された。

車両概要

車体は普通鋼製で片側1扉の4両固定編成[1]で、1994年に本線風雁~新晃嶺間の特急運用に順次投入された。

車体

全ての車両が全長20,000 mmで車体幅は2,800 mmである。

20000系から本線系統の特急車は20m級で規格統一されているためそれに合わせてこの形式も20m級車体を採用している。

車体は全鋼製で、車体塗色は40000系のようなホワイト主体の塗色となりイメージ刷新を狙っている。また、前面は20000系同様貫通構造となっており、柔軟な増解結が可能な設計となっているほか、抵抗制御車である20000系列と併結して運転できるようになっている。

冷房装置は40000系でも採用したRPU-2217ユニットクーラーを採用している。

集電装置は40000系同様下枠交差式となっている。

車内

座席配置は20000系列とほぼ同等とされているが、乗降扉が折り戸からプラグドアとなったことで乗降扉開口幅が広がりデッキスペースもわずかに広くなっているほか、座席についても背もたれがより高いものとなっている。シートピッチは従来通り1,000 mm。

このほか付随車デッキには洗面所と男女共用お手洗い、電動車デッキには自動販売機と公衆電話、喫煙室[2]が設けられている。

シリーズ愛称

22000系列(22000系、22200系、22500系)には「Series VOLAREX」というシリーズ愛称が付与されている。この愛称は複数の語のイニシャルをとったものとなっており、この複数の語はそれぞれ以下の通りである。

  • Velocity / 速度の意
  • Optimal / 時代に合った最適な設備の意
  • Link / 都市と都市、地域と地域をつなげるの意
  • Advanced / 先進的な装置や設備の意
  • Rapid / 迅速なの意
  • EX / Express、すなわち特急の意

また、VOLAREXのVOLAREにはラテン語で飛ぶという意味があり飛柁鉄道の「飛」に絡めたネーミングとなっている。

当初計画からの変更

22000系列は導入計画に大きな変更が加えられている。

当初は20000系列の車体載せ替え+それに伴う予備編成新造で1988年からの導入を検討していたが1985年登場の40000系列の製造において予定よりも費用が掛かってしまったことから計画白紙となった。その後1994年に本項にて記載されている現在の姿の22000系が足回り含めて完全新造にて2系列合わせて20000系列を丸ごと置き換えられる量数である60両製造する方向にて計画がなされた。しかし、ここにおいても飛柁鉄道、東賀鉄道櫻戸鉄道3社での直通運転に際し直通甲特急を合同で製作することとなりそこに予算を割く必要が出てきたことから製造数が半分の30両で製造終了となってしまうこととなった。

編成表

凡例:Tc - 制御車、T - 付随車、Mc - 制御電動車、M - 電動車

22000系

← 新晃嶺

飛鉄柁岐 →

製造

次数

落成年 運用離脱年 機器・台車

転用先

備考
パンタ配置
形式 ク22000 モ22050 サ22150 クモ22100
区分 Tc M T Mc
車両番号 22001 22051 22151 22101 1次車 1994年
22002 22052 22152 22102
22003 22053 22153 22103
22004 22054 22154 22104
22005 22055 22155 22105
22006 22056 22156 22106

22200系

← 新晃嶺 

 飛鉄柁岐 →

製造

次数

落成年 運用離脱年 機器・台車

転用先

備考
パンタ配置
形式 ク22200 クモ22300
区分 Tc Mc
車両番号 22201 22301 1次車 1994年
22202 22302
22203 22303

脚注

注釈

  1. 22200系は2両固定編成
  2. 飛鉄では1994年より列車内全席禁煙となったことで新たに設けられることとなった。
飛柁鉄道のロゴマーク飛柁鉄道の車両
現有車両
特急型電車 VVVF車 22000系・22200系 - 22500系 - 30000系 - 31000系 - 41000系 - 51000系
高性能電車 12000系・14000系 - 20000系・20200系 - 21000系 - 40000系・40500系
通勤型電車 VVVF車 1000系II - 1200系・1400系
高性能電車 新造車 3400系・3600系 - 4000系・4200系 - 10000系
機器流用車 3000系・3200系 - 4500系
譲受車 4700系
旧性能電車 機器流用車 6000系 - 6200系
軌道線用電車 2軸ボギー車 引継・新造車 310形 - 370形 - 500形 - 550形 - 700形 - 720形
機器流用車 550形
連接車 新造車 600形 - 650形 - 670形
改造車 410形
機関車 電気機関車 ED150形 - ED250形
貨車 長物車 そのうち
ホッパ車 そのうち
過去の車両
特急型電車 高性能電車 16000系
鉄道線用電車 高性能電車 新造車 5100系・5300系・5400系
旧性能電車 引継・新造車 1000系I - 1500系 - 1550系 - 1600系I - 1630系 - 2000系I - 2200系 - 2400系 - 2600系 - 2230系 - 2630系 - 2730系 - 2800系 - 2830系
軌道線用電車 4輪単車 引継・新造車 110形 - 120形 - 130形 - 150形
2軸ボギー車 引継・新造車 210形 - 300形 - 320形 - 330形 - 350形
機関車 電気機関車 そのうち
ディーゼル機関車 そのうち
電動貨車 有蓋車 デワ200形
荷物車 そのうち
貨車 長物車 そのうち
ホッパ車 そのうち
有蓋車 そのうち
有蓋緩急車 そのうち
無蓋車 そのうち
関連項目
Prospect car - Lavista - VOLAREX - NeXus
「引継車」は那富電気鉄道および被合併会社から継承した車両。「譲受車」は被合併会社以外から購入・譲受した車両。
テンプレート:飛柁鉄道の車両