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この時代の機体としては極限までの機動性を確保したものの、戦車とは全く異なる操作性と機体特性から、操縦はおろか搭乗もできない者が続出し<ref>酔って嘔吐する者が続出したという</ref>、操縦できる者は空間認識能力が高い一部の人間に限られた。実戦配備時には戦車装甲とほぼ同じレベルの耐久性を持つ大型のシールドが配備され、本体の耐久性を補っている。ただし、重量が機体本体の重量を上回っているため、シールド装備時には保持用アクチュエーターを追加装備しなければならない。 | この時代の機体としては極限までの機動性を確保したものの、戦車とは全く異なる操作性と機体特性から、操縦はおろか搭乗もできない者が続出し<ref>酔って嘔吐する者が続出したという</ref>、操縦できる者は空間認識能力が高い一部の人間に限られた。実戦配備時には戦車装甲とほぼ同じレベルの耐久性を持つ大型のシールドが配備され、本体の耐久性を補っている。ただし、重量が機体本体の重量を上回っているため、シールド装備時には保持用アクチュエーターを追加装備しなければならない。 | ||
初の二足歩行型兵器として野心的な設計の元開発されたが、当初の予定よりも開発コストは数倍にも膨れ上がり、のちの機体にはコストダウンの為省かれてしまった装備もあった。 | |||
瀬田電鉄グループ傘下の[[瀬田電鉄警備課|警備課]]へ試作機として2機が配備され、各種稼働テストに利用された後、1機は予備パーツとして解体され、残った1機は警備課の機体として実際の運用に投入された。非公式の記録ながら、秋豆車輌製作所製造の機体[[アフェクシオン(A-HGMI01)|アフェクシオン]]との交戦記録も存在する。後に犯罪者グループの所有していた[[バスター・ストライカー]]との戦闘で中破し、'''ハイペリカムγ'''へと改修されることとなる。 | 瀬田電鉄グループ傘下の[[瀬田電鉄警備課|警備課]]へ試作機として2機が配備され、各種稼働テストに利用された後、1機は予備パーツとして解体され、残った1機は警備課の機体として実際の運用に投入された。非公式の記録ながら、秋豆車輌製作所製造の機体[[アフェクシオン(A-HGMI01)|アフェクシオン]]との交戦記録も存在する。後に犯罪者グループの所有していた[[バスター・ストライカー]]との戦闘で中破し、'''ハイペリカムγ'''へと改修されることとなる。 | ||
==== 頭部 ==== | ==== 頭部 ==== | ||
頭部前面上部には通信機能を内包した新開発のセンサー(MTI- | 頭部前面上部には通信機能を内包した新開発のセンサー(MTI-08SA)を採用することで、スパイダーウォートの頭部の特徴的な巨大なアンテナは廃され、被弾率が大きく低下している。カメラセンサーはスパイダーウォートと変わらない規格品を使用しているものの、新型のAPUを採用、両頬部分に冷却用ダクトが新設され、特徴的なシルエットを作り出している。内部には有効半径700mの軍用レーダーを搭載し、独自のIFF識別も可能である。側面に20mm CIWSを搭載。弾薬は胸部内から供給されるため、マガジンは搭載されていない。 | ||
====胸部==== | ====胸部==== | ||
胸部にはこれまでの機体同様コックピットが備えられており、コックピット内には4面のモニターが設置されている。ショックアブソーバーは新設されているものの、揺れは酷くなっている。操縦系統はこれまで同様左右に操縦桿となる変形式レバー、そしてペダルを装備する。一般的な戦闘機に採用されているものとほぼ同じ緊急脱出装置付きの座席を備える。前面装甲板にはサブカメラとサブセンサーが搭載されている。 | |||
====腕部==== | |||
肩アーマーには新開発のハニカム型複層装甲を採用。特に被弾率が高い側面フレーム部分は新素材の装甲を搭載している。 | |||
===開発経緯=== | ===開発経緯=== |