「雪急8000系電車」の版間の差分

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8000系は、雪々急行鉄道の開業時に合わせて設計・製造された、鋼製20m4扉の直流通勤電車である。
8000系は、雪々急行鉄道の開業時に合わせて設計・製造された、鋼製20m4扉の直流通勤電車である。


車体鋼体は山城車両のTTK工法を一部取り入れたものの、雪急車輌製造による大規模な工程変更が行われたため、ほぼオリジナル鋼体となっている。
車体鋼体は山城車両のTTK工法を一部取り入れたものの、雪急車輌製造による大規模な設計変更が行われたため、ほぼオリジナル鋼体となっている。


雪急線内の最急30‰勾配区間に対応するため、高めの電動機出力で登場した8000系だが、1985年の社内改革により車両の高速化が求められるようになり、MT比をさらに増やして設計最高速度を135km/hへ向上させた。その為、高速走行時の騒音がややうるさい。
雪急線内の最急30‰勾配区間に対応するため、元々やや高めの電動機出力で登場した8000系だが、1985年の社内改革により車両の高速化が求められるようになり、MT比をさらに増やして設計最高速度を135km/hへ向上させた。その為、編成中モーターだらけで高速走行時の騒音がややうるさい。


== 外観・内装 ==
== 外観・内装 ==
普通鋼製の車体には白色の全面塗装が施されており、車体窓下には雪々急行鉄道のコーポレートカラーである雪急スノーブルーと雪急アイスブルーの帯が入っている。
普通鋼製の車体には白色の全面塗装が施されており、車体窓下には雪々急行鉄道のコーポレートカラーである雪急スノーブルーと雪急アイスブルーの帯が入っている。


内装はクリーム色の化粧板で、ステンレス製のポールや手すり、丸型のつり革が装備してある。運転室の内部は工業安全色の薄緑で統一されている。座席モケットは青色で、優先席部は薄灰色になっている。座席はフカフカだが1人分幅の目安がない為、誰かがどっかり足を広げて座り、7人掛けに6人とか5人しか座れない事もしばしば起きている。
内装はクリーム色の化粧板で、ステンレス製のポールや手すり、丸型のつり革が装備してある。運転室の内部は工業安全色の薄緑で統一されている。座席モケットは青色で、優先席部は青みがかった薄灰色になっている。座席はフカフカだが1人分幅の目安がない為、誰かがどっかり足を広げて座り、7人掛けに6人とか5人しか座れない事もしばしば起きている。


初期製造1次車の前面は、貫通扉を挟んで両側に角の取れた四角窓があり、前面窓上に種別幕と行先幕、貫通扉上に補助・急行灯、前面窓下に縦配置の丸いヘッドライトユニットが配置されている。
初期製造1次車の前面は、貫通扉を挟んで両側に角の取れた四角窓があり、前面窓上に種別幕と行先幕、貫通扉上に補助・急行灯、前面窓下に縦配置の丸いヘッドライトユニットが配置されている。
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2次車は1次車の基本デザインを受け継ぎつつも、前面窓周りがブラックフェイスになっており、排障器の形状が変更されているため、大分異なった印象を受ける。
2次車は1次車の基本デザインを受け継ぎつつも、前面窓周りがブラックフェイスになっており、排障器の形状が変更されているため、大分異なった印象を受ける。


3次車では貫通扉上の補助・急行灯ユニットが取り外され、急行灯は小型化の上、方向幕横へ移動している。また、前照灯が横配置の角型HIDライトへ変更され、より近代的な見た目となっている。
3次車では貫通扉上の補助・急行灯ユニットが省略され、急行灯は小型化の上、方向幕横へ移動している。また、前照灯が横配置の角型HIDライトへ変更され、より近代的な見た目となっている。


なお、内装面で次車ごとの差異はほとんどない。
なお、内装面で次車ごとの差異はほとんどない。
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== 運用 ==
== 運用 ==
新型車両の導入に伴い、1、2次車を中心に多少数を減らしたが、13年にわたって増備され続けたことからもうかがえるその卓越した使いやすさから、今も雪急全線で割と頻繁に見ることが出来る。
新型車両の導入に伴い、1、2次車を中心に多少数を減らしたが、13年にわたって増備され続ける程のその卓越した使いやすさから、今も雪急全線で割と頻繁に見ることが出来る。
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