「瀬田2200系電車」の版間の差分

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基本的な車体構造は置き換え元である1500系と共通する部分が多い。前面のLED式行先表示器は標準では行先と種別が一体化していたが、本形式では分離し、左右に分割配置されている。初期試作車はロングシートの形状が旧式のものだったが、量産更新車からはE233系等に採用されているモケットシートとほぼ同一のものへと変更されている。また本列車には混雑緩和用の6ドア車も検討されていたが、需要の低さと利便性から却下されている。
基本的な車体構造は置き換え元である1500系と共通する部分が多い。前面のLED式行先表示器は標準では行先と種別が一体化していたが、本形式では分離し、左右に分割配置されている。初期試作車はロングシートの形状が旧式のものだったが、量産更新車からはE233系等に採用されているモケットシートとほぼ同一のものへと変更されている。また本列車には混雑緩和用の6ドア車も検討されていたが、需要の低さと利便性から却下されている。


前照灯、尾灯は1500系と同じくHT車系列のデザインを色濃く受け継ぎ、窓下に横長に配置されている。また2900系や2800系と同様、前面に貫通扉が整備されているものの、本列車では併結対応の設備は存在しないため、あくまで緊急用とされる。またスカートは標準搭載のものに改修を加えて強化されたものが初期試作車から標準装備されている。LED式行先表示器は瀬田本線系統では初となるより見やすい新型のフルカラー式が導入された。
前照灯、尾灯は1500系と同じくHT車系列のデザインを色濃く受け継ぎ、窓下に横長に配置されている。また2900系や2800系と同様、前面に貫通扉が整備されているものの、本列車では併結対応の設備は存在しないため、あくまで緊急用とされる。またスカートは標準搭載のものに改修を加えて強化されたものが初期試作車から標準装備され、1500系では強化スカートへの換装により消滅していたスカート部尾灯兼警戒灯が復活している。LED式行先表示器は瀬田本線系統では初となるより見やすい新型のフルカラー式が導入された。


車体幅については[[瀬田1500系電車|1500系]]と同様、混雑緩和のため、2,950 mm 拡幅車体を採用している。ただし瀬田本線以外でのホーム高さへの配慮はされていない。普通車のドア位置はすべて片側4ドアである。2800系と相違する点として、半自動式ドア開閉ボタンは整備されておらず、乗客の個別開閉には対応しない。ただし、瀬田臨海鉄道線への乗り入れを考慮されているため、ホームドア連動装備は標準搭載する。
車体幅については[[瀬田1500系電車|1500系]]と同様、混雑緩和のため、2,950 mm 拡幅車体を採用している。ただし瀬田本線以外でのホーム高さへの配慮はされていない。普通車のドア位置はすべて片側4ドアである。2800系と相違する点として、半自動式ドア開閉ボタンは整備されておらず、乗客の個別開閉には対応しない。ただし、瀬田臨海鉄道線への乗り入れを考慮されているため、ホームドア連動装備は標準搭載する。
車内は1500系から斬新され、ドア上車内案内表示装置(LCD)は千鳥配置から全ドアに設置される形へと変更された。またLCDディスプレイも高画質化・高機能化しており、従来のディスプレイの解像度(1020x720)からフルHDディスプレイ(1920x1080)に拡大し、表示する情報も増大している。また以前は車内案内表示の情報は電車内のデータを使用しており、駅の改修などの情報は逐一更新をせねばならないほか、遅延情報等の表示もできず対応が遅れていたが、本形式からは車両に装備されているネットワーク(200Mbpsの専用LTE回線を使用)を経由してオンラインで情報を表示するようになったため、リアルタイムの処理が可能になった。これの恩恵として車内Wi-Fiの使用も可能となっている。


==編成==
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