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まァいろいろ？
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[[Category:鉄道会社]][[Category:東山地方]] | [[Category:鉄道会社]][[Category:東山地方]] | ||
'''神谷急行電鉄'''（かみやきゅうこうでんてつ、英:''Kamiya Kyuko Railway Co.''）は、[[北上県]][[神谷市]]に本社を置く[https://ja.wikipedia.org/wiki/大手私鉄 大手私鉄]。[[神急萩原コンツェルン]]の完全子会社で、[[神急萩原コンツェルングループ]]に属する。略称は'''神急'''。 | '''神谷急行電鉄'''（かみやきゅうこうでんてつ、英:''Kamiya Kyuko Railway Co.''）は、[[北上県]][[神谷市]]に本社を置く[https://ja.wikipedia.org/wiki/大手私鉄 大手私鉄]。[[神急萩原コンツェルン]]の完全子会社で、[[神急萩原コンツェルングループ]]に属する。略称は'''神急'''。 | ||
本社は[[北上県]][[神谷市]][[東神区]]の神急萩原ビルヂング二号館、登記上の本店所在地は北上県[[高垣市]] | 本社は[[北上県]][[神谷市]][[東神区]]の神急萩原ビルヂング二号館、登記上の本店所在地は北上県[[高垣市]]依田1丁目1番1号（高垣駅の所在地）である。これはかつて本社が旧高垣車庫（現・高垣検車区とは別。高垣駅に併設されていた）に置かれていたことによる。 | ||
{{基礎情報 会社 | {{基礎情報 会社 | ||
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== 歴史 == | == 歴史 == | ||
神谷急行電鉄が運営している鉄道事業は、戦前に小早川 - 神谷間で路線を開業させた'''片桐高速軌道'''をルーツとする。1933年（昭和8年）に前述の通り路線を開業させた片桐高速軌道であったが、資金繰りが上手く行かず当初の片桐と神谷を結ぶという計画は難航。開業時は物珍しさから好調だった乗客数も徐々に低迷し、1943年（昭和18年）には[https://ja.wikipedia.org/wiki/不要不急線 不要不急線] | 神谷急行電鉄が運営している鉄道事業は、戦前に小早川 - 神谷間で路線を開業させた'''片桐高速軌道'''をルーツとする。1933年（昭和8年）に前述の通り路線を開業させた片桐高速軌道であったが、資金繰りが上手く行かず当初の片桐と神谷を結ぶという計画は難航。開業時は物珍しさから好調だった乗客数も徐々に低迷し、1943年（昭和18年）には[https://ja.wikipedia.org/wiki/不要不急線 不要不急線]の指定を受けてしまう。廃線跡の多くは付近住民の畑となり、戦後はバラックが立ち並んだ。その一方で片桐高速軌道は自動車業に転向するが、そちらも上手く行かずに解散。終戦も間近い、1945年（昭和20年）4月のことであった。<br> | ||
神急の直接の前身となる'''神谷自動車交通''' | 神急の直接の前身となる'''神谷自動車交通'''は1955年（昭和30年）8月、フランス人実業家のルイ・ラプラスとその盟友である内村一郎太によって創業された。当時神谷のバス交通はそのほとんどが[[北上県交通局]]の独占市場であり、ただ切り込んでいっただけでは敗北を喫すると考えた内村は、一部路線で[https://ja.wikipedia.org/wiki/フリー乗降制 自由乗降制]のさきがけとも言えるスタイルを採用。車両も小型にすることで文字通りの自由な乗降を可能にした。先進的なこの取り組みは利用者から人気を博し、神谷自動車交通はわずか1年で30路線を抱える大手事業者となった。<br> | ||
一方で問題も発生しており、1960年代半ばになると高垣と神谷を結ぶ一部路線では乗客数が右肩上がりで上昇し積み残しも発生。自由乗降の弊害とも言える所要時間も増大する一方であり、当該路線では自由乗降の廃止・大型車両の投入などの対策を講じたが、大きな改善はみられなかった。内村は片桐高速軌道の廃線跡に目をつけ、バス専用道を整備するため買収を開始する。一方でラプラスは内村の案に対し、輸送力に限りのあるバスではなく鉄道の整備を提言。それを受け入れた内村とラプラスによって1970年（昭和45年）、'''神谷急行電鉄'''が設立される。<br> | |||
神谷急行電鉄はそこから2年の歳月をかけ、2年後の1972年（昭和47年）に[[高垣本線]]高垣 - 神谷間を開業。翌年の1973年（昭和48年）には神谷市中心部の星井に高架線で乗り入れた。さらに1988年（昭和63年）にはベッドタウン開発の進んでいた矢田・橘地区へと延伸。現状の高垣本線全通に至る。1995年（平成7年）には[[水音鉄道]]瀬山鉢木線と直通運転を開始した。<br> | 神谷急行電鉄はそこから2年の歳月をかけ、2年後の1972年（昭和47年）に[[高垣本線]]高垣 - 神谷間を開業。翌年の1973年（昭和48年）には神谷市中心部の星井に高架線で乗り入れた。さらに1988年（昭和63年）にはベッドタウン開発の進んでいた矢田・橘地区へと延伸。現状の高垣本線全通に至る。1995年（平成7年）には[[水音鉄道]]瀬山鉢木線と直通運転を開始した。<br> | ||
1991年（平成3年）、スタツィアカードによる[https://ja.wikipedia.org/wiki/乗車カード#ストアードフェアシステム ストアードフェアシステム]「スタツィア」を開始。<br> | 1991年（平成3年）、スタツィアカードによる[https://ja.wikipedia.org/wiki/乗車カード#ストアードフェアシステム ストアードフェアシステム]「スタツィア」を開始。<br> | ||
しかし、バブル経済の崩壊で業績は悪化。追い討ちをかけるように1993年のクソデカ台風310号では高垣本線橘駅付近が駅舎半壊・東星井車庫（現・高垣検車区東星井電留所）が水没など甚大な被害を受けたが、半月後の9月20日には全線で運転を再開。1995年（平成7年）には橘駅も再建された。<br> | |||
以降も長引く不況、東山旅客鉄道（JMR東山）との激しい競合などにより輸送人員は減少。グループ事業の再編が進められる。その結果2003年（平成15年）に旧・神谷急行電鉄から鉄道、不動産、レジャーの3事業を承継する新・神谷急行電鉄（神急事業分割から商号変更）、バス事業の[[神急バス]]、旅行業の[[東山神急ツーリスト]]、鉄道車両メーカーの[[神谷車両製造]]の4社に再編。旧・神谷急行電鉄は持株会社として神谷急行電鉄ホールディングスに移行した。<br> | 以降も長引く不況、東山旅客鉄道（JMR東山）との激しい競合などにより輸送人員は減少。グループ事業の再編が進められる。その結果2003年（平成15年）に旧・神谷急行電鉄から鉄道、不動産、レジャーの3事業を承継する新・神谷急行電鉄（神急事業分割から商号変更）、バス事業の[[神急バス]]、旅行業の[[東山神急ツーリスト]]、鉄道車両メーカーの[[神谷車両製造]]の4社に再編。旧・神谷急行電鉄は持株会社として神谷急行電鉄ホールディングスに移行した。<br> | ||
2005年（平成17年）には創業50周年（神谷自動車交通から起算）、2012年（平成24年）に開業40周年を迎えた。 | |||
=== 年表 === | === 年表 === | ||
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*1991年（平成3年）4月1日 プリペイドカード「スタツィアカード」発売。同時にストアードフェアシステム「スタツィア」開始。 | *1991年（平成3年）4月1日 プリペイドカード「スタツィアカード」発売。同時にストアードフェアシステム「スタツィア」開始。 | ||
*1993年（平成5年） | *1993年（平成5年） | ||
**9月5日 | **9月5日 クソデカ台風310号で各線に被害。翌日には被害の少なかった高垣本線高垣 - 矢田公園間、星井線全線で運転を再開。 | ||
**9月20日 全線運転再開。橘駅は仮駅舎で復旧。 | **9月20日 全線運転再開。橘駅は仮駅舎で復旧。 | ||
*1995年（平成7年） | *1995年（平成7年） | ||
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**4月7日 [[水音鉄道]]瀬山鉢木線との相互直通運転開始。 | **4月7日 [[水音鉄道]]瀬山鉢木線との相互直通運転開始。 | ||
*2003年（平成15年）4月1日 神谷急行電鉄・神急バス・東山神急ツーリスト・神谷車両製造の4社を管轄する持株会社、神谷急行電鉄ホールディングスに移行。同日付で神谷急行電鉄を会社分割し鉄道・不動産等の事業は神急事業分割に承継させ同社を神谷急行電鉄（2代目）に商号変更、神谷急行電鉄は神谷急行電鉄ホールディングスに商号変更。 | *2003年（平成15年）4月1日 神谷急行電鉄・神急バス・東山神急ツーリスト・神谷車両製造の4社を管轄する持株会社、神谷急行電鉄ホールディングスに移行。同日付で神谷急行電鉄を会社分割し鉄道・不動産等の事業は神急事業分割に承継させ同社を神谷急行電鉄（2代目）に商号変更、神谷急行電鉄は神谷急行電鉄ホールディングスに商号変更。 | ||
*2005年（平成17年）8月1日 創業40周年。（神谷自動車交通設立より起算） | |||
*2009年（平成21年） | *2009年（平成21年） | ||
**12月16日 [[神谷急行電鉄萩原通駅爆破事件]]、発生。翌始発から18日終電まで高垣本線は速水 - 神谷間で運休。 | **12月16日 [[神谷急行電鉄萩原通駅爆破事件]]、発生。翌始発から18日終電まで高垣本線は速水 - 神谷間で運休。 | ||
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**1月1日 [[神急5000系電車|5000系]]運行開始。 | **1月1日 [[神急5000系電車|5000系]]運行開始。 | ||
**1月30日 萩原通駅営業再開。 | **1月30日 萩原通駅営業再開。 | ||
*2011年（平成23年）2月11日 非接触型ICカード「[[ToKoca]]」がサービス開始。 | *2011年（平成23年）2月11日 非接触型ICカード「[[ToKoca]]」がサービス開始。 | ||
*2012年（平成24年）3月3日 高垣本線開業40周年。 | *2012年（平成24年）3月3日 高垣本線開業40周年。 | ||
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== 社章 == | == 社章 == | ||
現在の社章は、[https://ja.wikipedia.org/wiki/コーポレートアイデンティティ CI] | 現在の社章は、[https://ja.wikipedia.org/wiki/コーポレートアイデンティティ CI]の導入<ref>そんなの導入したっけ by社長</ref>に合わせ割と最近に制定された。イニシャルであるKから伸びる線で、「神谷の地から伸びる鉄路」をイメージしている<ref>社長がこの記事を書きながら5秒で考えた由来なのはナイショだ</ref>。それ以前の社章はよく知らん。 | ||
[[ファイル:神谷急行電鉄 現社章.png|サムネイル|現社章・CI。割と最近制定。]] | [[ファイル:神谷急行電鉄 現社章.png|サムネイル|現社章・CI。割と最近制定。]] | ||