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ずっと公益財団法人てェことにしてたけど「隊」ってくらいだし社団じゃね？
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'''神急鉄道警備隊'''（かみきゅうてつどうけいびたい、英:''Kamikyu Railway Police'', ''KRP''）は、[[北上県]]に本拠を置く[https://ja.wikipedia.org/wiki/日本の警察 警察]組織で[https://ja.wikipedia.org/wiki/ | '''神急鉄道警備隊'''（かみきゅうてつどうけいびたい、英:''Kamikyu Railway Police'', ''KRP''）は、[[北上県]]に本拠を置く[https://ja.wikipedia.org/wiki/日本の警察 警察]組織で[https://ja.wikipedia.org/wiki/公益法人 公益社団法人]。略称は'''神急鉄警'''。[[神谷急行電鉄]]の出資によって運営される日本唯一の民間法執行機関である。民間組織ながら、[[北上県公安委員会]]の管理を受ける。[[内務省]][https://ja.wikipedia.org/wiki/警察庁 警察庁][[東山管区警察局]]管内。本部所在地は[[北上県]][[神谷市]]中央区蒼飛町3-2。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
1988年に[[神谷急行電鉄]]警備部から独立する形で編制された、日本初にして唯一の民間法執行機関。その影響範囲は鉄道敷地内に限られていたものの、[[北上県警察|北上県警]]などとも協力し数々の事件を解決に導いた実績を持つ。また、[[神谷急行電鉄]]の関連鉄道事業者である[[水音鉄道]]や[[倉太急行電鉄|倉急電鉄]] | 1988年に[[神谷急行電鉄]]警備部から独立する形で編制された、日本初にして唯一の民間法執行機関。その影響範囲は鉄道敷地内に限られていたものの、[[北上県警察|北上県警]]などとも協力し数々の事件を解決に導いた実績を持つ。また、[[神谷急行電鉄]]の関連鉄道事業者である[[水音鉄道]]や[[倉太急行電鉄|倉急電鉄]]のエリアにも派出所を持ち、その管轄範囲は実に3県に及ぶ。警備部に編成された鉄警特殊作戦群（KSFT）は、北上県警に[https://ja.wikipedia.org/wiki/特殊急襲部隊 SAT]が組織された今も北上県下最大の部隊であり、重大事件の際は北上県警から応援要請がなされることがある。<br> | ||
設立より長らくの間、法執行の行える範囲は鉄道敷地内に限られていたが、2015年に結ばれた北上県警察・[[神谷市警察局]]との三組織捜査協定により、鉄道敷地外にもその活躍範囲を広げることとなった。 | 設立より長らくの間、法執行の行える範囲は鉄道敷地内に限られていたが、2015年に結ばれた北上県警察・[[神谷市警察局]]との三組織捜査協定により、鉄道敷地外にもその活躍範囲を広げることとなった。 | ||
== 沿革 == | == 沿革 == | ||
1974年、[[神谷急行電鉄]]は設立からわずか3年にして[[高垣市]]の発展の追い風を受け、成長の真っ最中であった。これを敵対視した[https://ja.wikipedia.org/wiki/極左暴力集団 武闘派左翼グループ]、“東山統一赤軍”は神急に爆破を予告。実際に神谷駅留置線に停車中の[[ | 1974年、[[神谷急行電鉄]]は設立からわずか3年にして[[高垣市]]の発展の追い風を受け、成長の真っ最中であった。これを敵対視した[https://ja.wikipedia.org/wiki/極左暴力集団 武闘派左翼グループ]、“東山統一赤軍”は神急に爆破を予告。実際に神谷駅留置線に停車中の[[神急100系電車|100系]]1編成を白昼堂々と爆破、隣接する[[北陽本線|国鉄線]]を走行中だった[https://ja.wikipedia.org/wiki/国鉄72系電車#モハ62形・クハ66形 62系電車]2両が延焼。およそ150名の負傷者を出した（第一次[[神急電車爆破事件]]）。これに対し当時の神谷急行電鉄は徹底した抗戦を表明し、社内に警備部を設立。北上県警察協力の上職員75名が[[北上県警察学校|警察学校]]で研修を受けた。この75名は[https://ja.wikipedia.org/wiki/特殊警棒 特殊警棒]などで武装し、3人単位の巡回班を組み主要駅及び鉄道施設にて警備に当たった。民間人ながらテロに屈しない姿勢を見せた彼らは世間の新左翼離れも相まって賞賛を浴び、民間版[https://ja.wikipedia.org/wiki/鉄道公安職員 鉄道公安官]として注目されることとなる。<br> | ||
神谷急行電鉄警備部はそれからも鉄道マンならではの視点と知識で凶悪事件解決に一役買い、1986年のカスミ・長森事件では惜しくも主犯は足取りを掴めなかったものの[https://ja.wikipedia.org/wiki/特殊事件捜査係 特殊捜査班]が犯行グループの一名を確保。その優秀さを世に知らしめた。<br> | 神谷急行電鉄警備部はそれからも鉄道マンならではの視点と知識で凶悪事件解決に一役買い、1986年のカスミ・長森事件では惜しくも主犯は足取りを掴めなかったものの[https://ja.wikipedia.org/wiki/特殊事件捜査係 特殊捜査班]が犯行グループの一名を確保。その優秀さを世に知らしめた。<br> | ||
その後神谷急行電鉄警備部が神急鉄道警備隊として独立するのは1988年のことであり、この時に鉄道敷地内での警察権を保有するに至った経緯は永田町の歴史的な謎の一つとされている。その後も1995年の全日航765便ハイジャック事件において創設初期の鉄警特殊部隊（後の鉄警特殊作戦群）が出動するなど、話題には事欠かない。なおこの事件で水音空港に出動したKSFTは、本来鉄道敷地外で活動するのに必要な手続きを踏まずに突入している。これについては批判も寄せられたが、当時の警察庁長官は取材に対し「空港に向かっていたSATがまだ県外だったことや犯人との交渉が決裂しつつあったことなどを考慮すると止むを得ず、正規の手続にとらわれずに人命を優先した英断」<ref>新日本通信1995年6月22日付朝刊</ref>とコメントした。 | |||
== 組織 == | == 組織 == | ||
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*[https://ja.wikipedia.org/wiki/ワルサーPPK ワルサーPPK] - .380ACPモデルを採用。警護課や捜査部の私服職員などを中心に配備されていたが、P99によって押し出しが進む。M36に代わって制服職員のスタンダードとなりつつある。 | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/ワルサーPPK ワルサーPPK] - .380ACPモデルを採用。警護課や捜査部の私服職員などを中心に配備されていたが、P99によって押し出しが進む。M36に代わって制服職員のスタンダードとなりつつある。 | ||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/ワルサーP99 ワルサーP99] - 新制式拳銃で、犯罪者の重武装化とともに威力不足と化してきた.380ACP弾を[https://ja.wikipedia.org/wiki/9x19mmパラベラム弾 9×19mmパラベラム弾]へ更新する目的で導入。主に警護課や捜査部の私服職員などを中心に配備が進んでいる。一部モデルには特注でグリップに中指で握り込むセーフティが追加されている。 | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/ワルサーP99 ワルサーP99] - 新制式拳銃で、犯罪者の重武装化とともに威力不足と化してきた.380ACP弾を[https://ja.wikipedia.org/wiki/9x19mmパラベラム弾 9×19mmパラベラム弾]へ更新する目的で導入。主に警護課や捜査部の私服職員などを中心に配備が進んでいる。一部モデルには特注でグリップに中指で握り込むセーフティが追加されている。 | ||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_USP H&K USP] - | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_USP H&K USP] - KSFTが.45モデルを使用。フラッシュライトの取付が確認されているほか、事案によっては[https://ja.wikipedia.org/wiki/サプレッサー サイレンサー]も使用されている。 | ||
==== 短機関銃 ==== | ==== 短機関銃 ==== | ||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_MP5 H&K MP5] - | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_MP5 H&K MP5] - KSFTが全日航765便ハイジャック事件にて突入の際使用。また、現場での即応対処用としてパトカーにも搭載されている。 | ||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_UMP H&K UMP-9] - パトカーの即応対処用として少数の配備を確認。今後の調達はこれに切り替えられると思われる。 | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_UMP H&K UMP-9] - パトカーの即応対処用として少数の配備を確認。今後の調達はこれに切り替えられると思われる。 | ||
==== 自動小銃 ==== | ==== 自動小銃 ==== | ||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_G11 H&K G11] - | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_G11 H&K G11] - KSFTへの自動小銃の採用検討用として[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_G3 H&K G3]とともに導入。ケースレス弾薬の利点である薬莢が辺りに散らばらない点などが評価され、一定数が採用された。しかし、長時間の作戦となった際に暴発事故が発生したことや銃自体の旧式化、弾薬費の高騰などからほとんどがHK416に代替された。 | ||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_HK416 H&K HK416] - | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/H&K_HK416 H&K HK416] - KSFTが主力装備として使用。ダットサイトとフォアグリップを取付。捜査一課の初動対処係（FRU）でも使用が確認されている。 | ||
==== 特殊武装 ==== | ==== 特殊武装 ==== | ||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/SIMON_ライフルグレネード SIMON 120] - | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/SIMON_ライフルグレネード SIMON 120] - イスラエルで開発されたドア破砕用のライフルグレネード。KSFTが突入用に装備するが、これまでに訓練以外で使用されたことはない。 | ||
=== 服制 === | === 服制 === | ||
=== 車両 === | === 車両 === | ||
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*[https://ja.wikipedia.org/wiki/ベル_206 ベル 206] - 最も運用頻度の高い機体で、2機が在籍。愛称は「[https://ja.wikipedia.org/wiki/彗星_(列車) すいせい]」「[https://ja.wikipedia.org/wiki/東北本線優等列車沿革#特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展 はくつる]」。 | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/ベル_206 ベル 206] - 最も運用頻度の高い機体で、2機が在籍。愛称は「[https://ja.wikipedia.org/wiki/彗星_(列車) すいせい]」「[https://ja.wikipedia.org/wiki/東北本線優等列車沿革#特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展 はくつる]」。 | ||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/ベル_412 ベル 412] - 412EPに各種装備を搭載したテロ対策仕様。北上県警SATとの共同運用で、[[橘町]]の東神谷ヘリポートを運用拠点とする。愛称は「[https://ja.wikipedia.org/wiki/あさかぜ_(列車) あさかぜ]」。 | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/ベル_412 ベル 412] - 412EPに各種装備を搭載したテロ対策仕様。北上県警SATとの共同運用で、[[橘町]]の東神谷ヘリポートを運用拠点とする。愛称は「[https://ja.wikipedia.org/wiki/あさかぜ_(列車) あさかぜ]」。 | ||
**SUBARU ベル 412EPX - ほしい。 | |||
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/V-107 ボーイング V-107] - 長距離・大規模輸送用機として、陸上自衛隊から退役した機体を1機譲受。その後部品取り機として航空自衛隊からも1機譲受している。愛称は「[https://ja.wikipedia.org/wiki/つばめ_(列車) つばめ]」。 | *[https://ja.wikipedia.org/wiki/V-107 ボーイング V-107] - 長距離・大規模輸送用機として、陸上自衛隊から退役した機体を1機譲受。その後部品取り機として航空自衛隊からも1機譲受している。愛称は「[https://ja.wikipedia.org/wiki/つばめ_(列車) つばめ]」。 | ||
:自衛隊での退役から既に10数年が経過しており、保守面を始めとして旧式化が著しいことから後継機として[https://ja.wikipedia.org/wiki/V-22_(航空機) V-22]や[https://ja.wikipedia.org/wiki/ベル_V-280 V-280]などの導入が検討されていたが、予算面など諸事情から実現していなかった。V-22「つばめ」の導入で退役。退役後は神谷市の「神谷海洋博物館」に収蔵されている気がする。 | :自衛隊での退役から既に10数年が経過しており、保守面を始めとして旧式化が著しいことから後継機として[https://ja.wikipedia.org/wiki/V-22_(航空機) V-22]や[https://ja.wikipedia.org/wiki/ベル_V-280 V-280]などの導入が検討されていたが、予算面など諸事情から実現していなかった。V-22「つばめ」の導入で退役。退役後は神谷市の「神谷海洋博物館」に収蔵されている気がする。 | ||
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== 特色のある部署 == | == 特色のある部署 == | ||
*捜査一課初動対処係（First | *捜査一課初動対処係（First Response Unit, FRU）- 都道府県警察の[https://ja.wikipedia.org/wiki/機動捜査隊 機動捜査隊]や[https://ja.wikipedia.org/wiki/特殊事件捜査係 特殊事件捜査係]に相当。事件発生の際、真っ先に現場に駆けつけ初動捜査を担当するほかに[https://ja.wikipedia.org/wiki/人質救出作戦 人質事件では交渉や突入なども行う]。そのためパトカーに搭載されている即応対処用の武装もより強力なアサルトライフルである。一係と二係が組織される。 | ||
* | *警備部鉄警特殊作戦群（KRP Special Forces Team, KSFT）- 都道府県警察の[https://ja.wikipedia.org/wiki/特殊急襲部隊 特殊急襲部隊]に相当。現場からの要請で出動し、高度に武装した犯人などの対処にあたる。平時は蘭暇森林の研修施設にてトレーニングを行うほか、訓練の教官役なども務める。 | ||
*法務部特命調査室 | *法務部特命調査室 | ||
*二輪車機動警ら隊（二輪機ら隊）- 神谷市警によって<s>定期的に生成されるパトカータワー</s><ref>なんのことか分からない人はリュック・ベッソンの「TAXi」シリーズを見てみよう！</ref>多発する多重事故に頭を悩ませた北上県警と神急鉄警が共同で編成した執行隊。神谷市区総合通信指令室指揮下に所属。県警と鉄警各50台のオートバイで構成される。鉄警所属の車両は鉄警のアイコンである独特の紺で塗装されており「青バイ」の愛称がある。機動性を重視する観点から主に250～400ccクラスの車種が配備され、[https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・CB400スーパーフォア ホンダ・CB400SF]や[https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤマハ・XJR#XJR400_/_400R_/_400R-II ヤマハ・XJR400R]、[https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/roadster/g310r.html BMW・G310R]などが運用されている。 | *二輪車機動警ら隊（二輪機ら隊）- 神谷市警によって<s>定期的に生成されるパトカータワー</s><ref>なんのことか分からない人はリュック・ベッソンの「TAXi」シリーズを見てみよう！</ref>多発する多重事故に頭を悩ませた北上県警と神急鉄警が共同で編成した執行隊。神谷市区総合通信指令室指揮下に所属。県警と鉄警各50台のオートバイで構成される。鉄警所属の車両は鉄警のアイコンである独特の紺で塗装されており「青バイ」の愛称がある。機動性を重視する観点から主に250～400ccクラスの車種が配備され、[https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・CB400スーパーフォア ホンダ・CB400SF]や[https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤマハ・XJR#XJR400_/_400R_/_400R-II ヤマハ・XJR400R]、[https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/roadster/g310r.html BMW・G310R]などが運用されている。 | ||
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*カスミ・長森事件 - 警備部時代。北上県警と協力し犯人グループの一人を確保。 | *カスミ・長森事件 - 警備部時代。北上県警と協力し犯人グループの一人を確保。 | ||
*東山電車暴動 - 警備部時代。北上県警の要請で出動、暴動鎮圧に参加。 | *東山電車暴動 - 警備部時代。北上県警の要請で出動、暴動鎮圧に参加。 | ||
*全日航765便ハイジャック事件 - | *全日航765便ハイジャック事件 - 創設間もないKSFTが突入。早期の突入により、死者負傷者は出ていない。 | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||