瀬田2200系電車

2019年5月3日 (金) 18:14時点におけるTriple-Zeta (トーク | 投稿記録)による版 (→‎設備)

瀬田電気鉄道2200系電車(せたでんきてつどう2200けいでんしゃ)は、2002年5月4日に営業運転を開始した瀬田電気鉄道の通勤形電車である。

瀬田2200系電車
2200系基本編成(2次車)
(2015年4月29日 谷沢駅)
基本情報
運用者 瀬田電鉄
製造所 宝条工廠
瀬田車両
製造年 2001年 -
運用開始 2002年5月4日
投入先 瀬田本線
主要諸元
編成 基本4両、付属2両
MT比2:3)
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500 V交流 20,000 V (50 Hz)
架空電車線方式
最高運転速度 115 km/h
設計最高速度 115 km/h
起動加速度 3.5 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 基本編成 - 1,412名
付属編成 - 760名
編成重量 341.6 t(基本編成 - 4M6T)
163.2 t(付属編成 - 2M3T)
最大寸法
(長・幅・高)
20,000 × 2,950 × 3,640 mm
(普通車)
車体 ステンレス
台車 DT71・TR255・TR255A・TR255B・TR255C
主電動機 かご形三相誘導電動機 MT75 × 4基/両
主電動機出力 140 kW (1時間定格)
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
歯車比 6.06 (16:97)
編成出力 2,240 kW(基本編成 - 4M6T)
1,120 kW(付属編成 - 2M3T)
制御方式 VVVFインバータ制御
IGBT素子
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
全電気ブレーキ
抑速ブレーキ
保安装置 ATS-SNATS-P
ATS-Ps(一部)
テンプレートを表示

概要

1500系の後継車両として、宝条工廠製HT1100系から新造された車両である。最大の配備数を誇った1500系の後継車両であるため、瀬田電鉄のほぼ全線に配備が予定されている。すべての設備を1500系から引き続き搭載するほか、新造当初から関南ATSを標準搭載する初めての車両である。

一次車のみ1500系の塗装パターンを踏襲した仕様で塗装が施された(リバイバル塗装)が、二次車以降は新デザインに統一されている。

設備

20m4ドアの標準的なロングシート車両であり、2画面式のLCD式案内表示器を全ドア上に搭載する。前面のLED式行先表示器は標準では行先と種別が一体化していたが、本形式では分離し、左右に分割配置されている。

座席などの内装設備は過去に製造された3500系の技術を利用し、新しいモケットシートを採用。本列車には混雑緩和用の6ドア車も検討されていたが、需要の低さと利便性から却下されている。

編成

2010年3月12日時点での運用は以下の通り。

  • 瀬田検車区所属車
←瀬田方面 鳥丘方面→
1次車 1510(Mc) 1520(M) 1530(T) 1550(Tc)
2次車 1560(Mc) 1570(M) 1580(T) 1590(Tc)
  • 新鳥丘検車区所属車
←瀬田方面 鳥丘方面→
1次車 1510(Mc) 1520(M) 1530(T) 1550(Tc)
2次車 1560(Mc) 1570(M) 1580(T) 1590(Tc)
  • 臨海車両基地所属車
←瀬田方面 鳥丘方面→
1次車 1510(Mc) 1520(M) 1530(T) 1550(Tc)
2次車 1610(Mc) 1620(M) 1630(T) 1640(Tc)

番台別概説

一次車

デビュー当初に2001年5月から11月にかけて5編成4本(20両)が新造されたグループ。1500系の塗装を踏襲したリバリバルカラーでの出場となる。スカートの改修、前面のLED幕の分離等の改修のみ施されている。

脚注