「瀬田2200系電車」の版間の差分

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| 画像説明 = 2200系基本編成(2次車)<br />(2010年8月20日 東森駅)
| 画像説明 = 2200系基本編成(2次車)<br />(2015年4月29日 谷沢駅)
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| 運用者  = [[瀬田電鉄]]
| 運用者  = [[瀬田電鉄]]
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==概要==
==概要==
[[瀬田1000系電車|1000系]]で製造上の欠陥が見つかったため、瀬田電鉄内の車輛不足を補うために'''宝条工廠'''で製造される'''HT1000形'''をベースに製造された。同時期に[[瀬田1700系電車|1700系]]が製造されている。1989年10月12日に新車両投入の広報を発表<ref>本線系統に新しい車両を導入します - 瀬田電鉄公式HP</ref>し、1990年2月1日に運行を開始した。
[[瀬田1500系電車|1500系]]の後継車両として、'''宝条工廠製HT1100系'''から新造された車両である。最大の配備数を誇った1500系の後継車両であるため、瀬田電鉄のほぼ全線に配備が予定されている。すべての設備を1500系から引き続き搭載するほか、新造当初から'''関南ATSを標準搭載'''する初めての車両である。
 
一次車のみ1500系の塗装パターンを踏襲した仕様で塗装が施された(リバイバル塗装)が、二次車以降は新デザインに統一されている。


==設備==
==設備==
20m4ドアの標準的なロングシート車両であり、改修後からはドア上に行先案内表示盤(LCD)が千鳥配置で設置された。
20m4ドアの標準的なロングシート車両であり、2画面式のLCD式案内表示器を全ドア上に搭載する。前面のLED式行先表示器は標準では行先と種別が一体化していたが、本形式では分離し、左右に分割配置されている。


[[瀬田電気鉄道湾岸線]]の開業に伴い、新しい保安システムが導入されることとなったが、本列車の設備には既に新しい保安設備を増設する余裕がなく、本列車は2011年5月を持って全車廃車となった。
尚、後継車両として[[瀬田2200系電車|2200系]]が2010年から順次導入されている。


==編成==
==編成==
2010年3月12日時点(引退直前)での運用は以下の通りであった。
2010年3月12日時点での運用は以下の通り。


* '''瀬田検車区所属車'''
* '''瀬田検車区所属車'''
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===番台別概説===
===番台別概説===
====0番台====
====一次車====
デビュー当初に1989年10月から11月にかけて4編成4本(16両)が新造されたグループ。概ね宝条工廠から出荷されたそのままの仕様であり、変更点は塗装変更・保安設備の増設にとどまる。
デビュー当初に2001年5月から11月にかけて5編成4本(20両)が新造されたグループ。1500系の塗装を踏襲したリバリバルカラーでの出場となる。スカートの改修、前面のLED幕の分離等の改修のみ施されている。
 
==更新工事==
===改修工事===
2005年から、1501F編成から改修工事が順次施行されている。改修内容は以下のとおりである。
* 前面前照灯のLED化
* 方向幕の全LED化
* 車体塗装の変更、外装板の交換(1530Fのみ)


==脚注==
==脚注==