「瀬田電気鉄道」の版間の差分

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==概要==
==概要==
元々は[[鳥丘県]]内の国鉄新線となるはずだった路線を譲り受け(一部)、瀬田急行電鉄として運行を開始したのが始まりである<ref>新瀬田日報(1965年6月10日付)</ref>。運行開始時には国鉄製車両を主に使用していたが、社名変更後は自社車両での運用に切り替えられている。
元々は[[鳥丘県]]内の国鉄新線となるはずだった路線を譲り受け(一部)、瀬田急行電鉄として運行を開始したのが始まりである<ref>新瀬田日報(1965年6月10日付)</ref>。運行開始時には国鉄製車両を主に使用していたが、社名変更後は、国鉄との繋がりをできるだけ排除し、地元私鉄としてのアイデンティティを確立したい<ref>瀬田電気鉄道のあゆみ - 2006年 島北出版</ref>、という方針から、徐々に自社車両での運用に切り替えられた。


瀬田電気鉄道という名称は瀬田駅の使用開始とともに'''瀬田急行電鉄'''から変更されたものであるが、元々の由来として創業者の旧瀬田郡への強い思い入れがあったからとされている<ref>なぜ”瀬田電鉄“なのか 週刊新進 1989年10月号特集</ref>が、当時の資料からは、瀬田~鳥丘の路線着工時に'''北鳥丘急行電鉄'''という名前に変更する案も持ち上がっており、社内では概ね良好な評価を受けていたにもかかわらず、会合の結果としては瀬田という名称が残った<ref>社内会議録 第13項 瀬田急行電鉄</ref>ことが記されている。これに関しては記録が存在しないため、原因は不明のままである。
瀬田電気鉄道という名称は瀬田駅の使用開始とともに'''瀬田急行電鉄'''から変更されたものであるが、元々の由来として創業者の旧瀬田郡への強い思い入れがあったからとされている<ref>なぜ”瀬田電鉄“なのか 週刊新進 1989年10月号特集</ref>。当時の資料からは、瀬田~鳥丘の路線着工時に'''北鳥丘急行電鉄'''という名前に変更する案も持ち上がっており、社内では概ね良好な評価を受けていたにもかかわらず、会合の結果としては瀬田という名称が残った<ref>社内会議録 第13項 瀬田急行電鉄</ref>ことが記されている。これに関しては出典が古く明確な記録が存在しない<ref>社内資料としては議事録が残されているが、公表されていない。</ref>ため、原因は不明のままである。


また、SR線管内からの乗り換え表示時に'''瀬田電鉄'''と略されたことや、株式上場時に名前が長すぎる<ref>株式会社も合わせると10文字以上にもなる</ref>として省略していることから、正式な名称である瀬田電気鉄道の名はあまり有名ではない。ただし、社内文書やパンフレットなどの名称記載時は、文字数の都合から大きくは記載されていないが、おおむね正式名称で統一されている。
また、SR線管内からの乗り換え表示時に'''瀬田電鉄'''と略されたことや、株式上場時に名前が長すぎる<ref>株式会社も合わせると10文字以上にもなる</ref>として省略していることから、正式な名称である瀬田電気鉄道の名はあまり有名ではない。ただし、社内文書やパンフレットなどの名称記載時は、文字数の都合から大きくは記載されていないが、おおむね正式名称で統一されている。
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このほか、鳥丘駅以南に瀬田本線から分岐する'''南鳥丘線'''(仮称)も計画<ref>鳥丘駅以南の延伸計画について.pdf 瀬田電気鉄道</ref>されている。また、西鳥丘鉄道と共同で進める'''鳥丘新都心計画(仮)'''についても瀬田方面から新規路線を建設することが検討されている。
このほか、鳥丘駅以南に瀬田本線から分岐する'''南鳥丘線'''(仮称)も計画<ref>鳥丘駅以南の延伸計画について.pdf 瀬田電気鉄道</ref>されている。また、西鳥丘鉄道と共同で進める'''鳥丘新都心計画(仮)'''についても瀬田方面から新規路線を建設することが検討されている。
[[瀬田駅]]は[[SR(速度計旅客鉄道株式会社)|SR]]線や[[VGN]]線の駅も存在し、巨大なターミナル駅となっている。
[[瀬田駅]]は[[SR(速度計旅客鉄道株式会社)|SR]]線や[[VGN]]線の駅も存在し、巨大なターミナル駅となっている。
瀬田本線においては、部分的な高架化が進められているものの、瀬田駅付近は周辺環境との兼ね合いもあって工事が非常に難航するため、社内では今のところ検討されていない。
 
瀬田本線においては、長らく並行するSR中央線と対抗しており、乗降客数などを競い合っている。しかし、SRとは国鉄新線繋がりで提携関係でもあった企業であり、両者の関係性はやや複雑である。
 
本線系統は騒音問題や接続する直通系統の増発に伴い、部分的な高架化および複々線化が進められている。瀬田駅〜若部駅間は長らく複線のままの状態が続いており、ダイヤ作成上の支障になっていたが、2019年に間の五百部駅および當辺駅の駅舎移転を伴い複々線化された<ref>'''瀬田電鉄開発記:R Part:05 (2022)'''</ref>。
 
バス事業も展開しており、本線系統でカバーされない瀬田北部、特に谷海空港への直行便などを運行しているほか、比丘尼橋駅付近では地元企業の協力により、2016年から試験的にBRTの運用も行われている。そのほか高速バスも運行しており、七島や西京など、より広域的な運営を行っている。


本社は瀬田駅近くの瀬田電鉄本社ビルに置かれる。このほか[[瀬田電気鉄道湾岸線|湾岸線]]の管轄である湾岸支社が存在する。
本社は瀬田駅近くの瀬田電鉄本社ビルに置かれる。このほか[[瀬田電気鉄道湾岸線|湾岸線]]の管轄である湾岸支社が存在する。