「雪急1600系電車」の版間の差分
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運転台はT型横軸ワンハンドルマスコンを採用。本形式より計器類のグラスコックピット化が図られ、全情報は2画面の液晶ディスプレイに表示される。 | 運転台はT型横軸ワンハンドルマスコンを採用。本形式より計器類のグラスコックピット化が図られ、全情報は2画面の液晶ディスプレイに表示される。 | ||
制御機器はIGBT素子VVVFインバーター制御で、回生ブレーキと電磁直通空気ブレーキを装備する。ATS表示機は2015年のR-ATS-Y導入を見越して、2画面LCDの右側に表示できるように設計された。 | |||
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最高速度の制限もあり、各停・準急の運用にしか入れないが、勾配区間に強い設計で電動機出力が高く、加速度は他の車両より群を抜いて優秀である。主にラッシュ時間帯などを中心に活躍している。 | 最高速度の制限もあり、各停・準急の運用にしか入れないが、勾配区間に強い設計で電動機出力が高く、加速度は他の車両より群を抜いて優秀である。主にラッシュ時間帯などを中心に活躍している。 |
2023年7月6日 (木) 10:27時点における版
雪急1600系電車(ゆききゅう1600けいでんしゃ)は、2012年に製造された雪々急行鉄道の通勤型電車である。
本形式は宝条工廠にて設計された「HT1500」形の重装備車「HT1600」をベースとし、雪急車両製造にて改造された車両である。
雪々急行鉄道は三城市側先頭車の車両番号を編成記号とする。また、号車番号は原則として三城市側から1号車、2号車と表し、車両番号の末尾1桁は号車番号を表す(10号車は0番)
よって、本稿で編成を表す場合は「1611F」のように表記する。また、1500系、1600系は百の桁も形式名で使用しているため、10編成目からは「1'1601F」のような変則5桁表記になることがある。
雪急1600系 | |
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基本情報 | |
運用者 | 雪々急行鉄道 |
製造所 | 宝条工廠 吾平工場・雪急車輌製造 深雪ヶ原総合車両所 |
製造年 | 2012年~2015年 |
製造数 | そこそこ |
運用開始 | 2012年 |
運用終了 | 現在も運用中 |
投入先 | 雪々急行鉄道全線 |
主要諸元 | |
編成 | 8両編成・6両編成・4両編成・2両編成 |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 直流1500V |
最高運転速度 | 110km/h |
設計最高速度 | 115km/h |
起動加速度 | 3.0km/h/s |
自重 | 割と軽い |
編成長 | 両数による |
全長 | 2000mm |
高さ | たかい |
台車 | WDT-59 |
主電動機 | FT-MS60-AC |
駆動方式 | 中空軸並行カルダン駆動 |
制御方式 | IGBT素子VVVFインバーター制御 |
制動装置 |
電磁直通空気ブレーキ 回生ブレーキ |
保安装置 | R-ATS-Y(2015年以前はATS-P) |
概要
1600系は、2012年に製造された、鋼製20m4扉の直流通勤電車である。
基本車体は宝条工廠にて設計された、「HT」シリーズのHT1600という汎用車体を使用しており、宝条工廠にて製造された車体を、船とトレーラーによる輸送、および雪急本線上の甲種輸送により雪急車両製造へ搬入、雪々急行鉄道仕様に改造を施して製造した。
本来は地下鉄などの近距離高密度輸送に適した車両となっているため、雪急の車両としては低い110km/hの最高運転速度となっており、準急以下の慣行運用に就いている。
外観・内装
軽量ステンレス製の車体はステンレス地を基本とし、車体窓下には雪々急行鉄道のコーポレートカラーである雪急スノーブルーと雪急アイスブルーのステッカー帯が巻かれてる。
車体は水音車両ブロック工法によって作られ、工期の短縮と経済性を両立している。重装仕様のため、加速力はHT1500より劣るが、側面の行先表示機などの装備が増設されている。
前面はFRP製になっており、大きめのブラックフェイスデザインである。中央部の貫通扉の両側には、HT車の特徴的な棒状前照灯がある、愛好家からは「宝条灯」と呼ばれる補助照明がスカート部に設置しされている。
内装は近代的で、ドア上には雪急では初採用のLCDディスプレイも備える。ポールや手すりはステンレスで、三角型のつり革が装備してある。運座席モケットは青色で、優先席部は赤と灰色になっている。座席は比較的フカフカである。当車両より、立体形状の座席が導入されたため、座席の少人数占有問題は解決された。
主要機器
運転台はT型横軸ワンハンドルマスコンを採用。本形式より計器類のグラスコックピット化が図られ、全情報は2画面の液晶ディスプレイに表示される。
制御機器はIGBT素子VVVFインバーター制御で、回生ブレーキと電磁直通空気ブレーキを装備する。ATS表示機は2015年のR-ATS-Y導入を見越して、2画面LCDの右側に表示できるように設計された。
運用
最高速度の制限もあり、各停・準急の運用にしか入れないが、勾配区間に強い設計で電動機出力が高く、加速度は他の車両より群を抜いて優秀である。主にラッシュ時間帯などを中心に活躍している。