「瀬田2200系電車」の版間の差分

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[[瀬田1500系電車|1500系]]の後継車両として、'''宝条工廠製HT1100系'''から新造された車両である。最大の配備数を誇った1500系の後継車両であるため、瀬田電鉄のほぼ全線に配備が予定されている。すべての設備を1500系から引き続き搭載するほか、新造当初から'''関南ATSを標準搭載'''する初めての車両である。
[[瀬田1500系電車|1500系]]の後継車両として、'''宝条工廠製HT1100系'''から新造された車両である。最大の配備数を誇った1500系の後継車両であるため、瀬田電鉄のほぼ全線に配備が予定されている。すべての設備を1500系から引き続き搭載するほか、新造当初から'''関南ATSを標準搭載'''する初めての車両である。


2001年10月13日、瀬田電鉄は新型車両の投入を計画していると発表。この時点での車両の詳細は明かされなかったが、主に[[瀬田電気鉄道瀬田本線|瀬田本線]]向けの車両であることが発表された。
2001年10月13日、瀬田電鉄は新型車両の投入を計画していると発表。この時点での車両の詳細は明かされなかったが、主に[[瀬田電気鉄道瀬田本線|瀬田本線]]向けの車両であることが発表された<ref>瀬田電鉄、更なる新車増備へ 発展の兆し - 新瀬田日報 2001年10月14日朝刊</ref>。


2005年7月27日に瀬田電鉄は諸般の事情で前述の新型車両の導入を延期し、倉急直通線向けの異なる新型車両([[瀬田2600系電車|2600系]])を導入すると発表した。この時点でも延期した車両の列番も明かされなかった。
2005年7月27日に瀬田電鉄は諸般の事情で前述の新型車両の導入を延期し、倉急直通線向けの異なる新型車両([[瀬田2600系電車|2600系]])を導入すると発表した。この時点でも延期した車両の列番も明かされなかった。

2019年5月10日 (金) 20:04時点における版

瀬田電気鉄道2200系電車(せたでんきてつどう2200けいでんしゃ)は、2010年5月4日に営業運転を開始した瀬田電気鉄道の通勤形電車である。

瀬田2200系電車
2200系基本編成(2次車)
(2015年4月29日 谷沢駅)
基本情報
運用者 瀬田電鉄
製造所 宝条工廠
瀬田車両
製造年 2009年 -
運用開始 2010年5月4日
投入先 瀬田本線
主要諸元
編成 基本4両、付属2両
MT比2:3)
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500 V交流 20,000 V (50 Hz)
架空電車線方式
最高運転速度 115 km/h
設計最高速度 115 km/h
起動加速度 3.5 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 基本編成 - 1,412名
付属編成 - 760名
編成重量 341.6 t(基本編成 - 4M6T)
163.2 t(付属編成 - 2M3T)
最大寸法
(長・幅・高)
20,000 × 2,950 × 3,640 mm
(普通車)
車体 ステンレス
台車 DT71・TR255・TR255A・TR255B・TR255C
主電動機 かご形三相誘導電動機 MT75 × 4基/両
主電動機出力 140 kW (1時間定格)
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
歯車比 6.06 (16:97)
編成出力 2,240 kW(基本編成 - 4M6T)
1,120 kW(付属編成 - 2M3T)
制御方式 VVVFインバータ制御
IGBT素子
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
全電気ブレーキ
抑速ブレーキ
保安装置 関南ATS-P
西京・臨海ATO(一部)
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概要

1500系の後継車両として、宝条工廠製HT1100系から新造された車両である。最大の配備数を誇った1500系の後継車両であるため、瀬田電鉄のほぼ全線に配備が予定されている。すべての設備を1500系から引き続き搭載するほか、新造当初から関南ATSを標準搭載する初めての車両である。

2001年10月13日、瀬田電鉄は新型車両の投入を計画していると発表。この時点での車両の詳細は明かされなかったが、主に瀬田本線向けの車両であることが発表された[1]

2005年7月27日に瀬田電鉄は諸般の事情で前述の新型車両の導入を延期し、倉急直通線向けの異なる新型車両(2600系)を導入すると発表した。この時点でも延期した車両の列番も明かされなかった。

2009年12月15日、瀬田電鉄は延期していた新型車両の正式な導入を発表。列番は2200系となることが明かされ、20m4扉、直通線が建設中であった瀬田臨海鉄道への乗り入れにも対応する仕様となった。尚本車両の導入が二度に渡って延期され、理由として主に瀬田電鉄グループの資金難、また車両増備への反発が社内であったことが判明することとなった。

一次車のみ1500系の塗装パターンを踏襲した仕様で塗装が施された(リバイバル塗装)が、二次車以降は新デザインに統一されている。

形式上は3500系2600系よりも前の列番であるが、瀬田電鉄への導入車の中では本列車が最新の車両である。

設備

20m4ドアの標準的なロングシート車両であり、2画面式のLCD式案内表示器を全ドア上に搭載する。前面のLED式行先表示器は標準では行先と種別が一体化していたが、本形式では分離し、左右に分割配置されている。

座席などの内装設備は過去に製造された3500系の技術を利用し、新しいモケットシートを採用。本列車には混雑緩和用の6ドア車も検討されていたが、需要の低さと利便性から却下されている。

編成

2013年10月6日時点での運用は以下の通り。

  • 瀬田検車区所属車
←瀬田方面 鳥丘方面→
1次車 220X(Mc) 221X(M) 222X(T) 223X(Tc)
2次車 1560(Mc) 1570(M) 1580(T) 1590(Tc)
  • 新鳥丘検車区所属車
←瀬田方面 鳥丘方面→
1次車 1510(Mc) 1520(M) 1530(T) 1550(Tc)
2次車 1560(Mc) 1570(M) 1580(T) 1590(Tc)
  • 臨海車両基地所属車
←瀬田方面 鳥丘方面→
1次車 1510(Mc) 1520(M) 1530(T) 1550(Tc)
2次車 1610(Mc) 1620(M) 1630(T) 1640(Tc)

番台別概説

一次車

デビュー当初に2001年5月から11月にかけて5編成4本(20両)が新造されたグループ。1500系の塗装を踏襲したリバリバルカラーでの出場となる。スカートの改修、前面のLED幕の分離等の改修のみ施されている。

脚注

  1. 瀬田電鉄、更なる新車増備へ 発展の兆し - 新瀬田日報 2001年10月14日朝刊