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瀬田1000系電車
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'''瀬田電気鉄道1000系電車'''(せたでんきてつどう1000けいでんしゃ)は、1988年5月10日に営業運転を開始した[[瀬田電鉄|瀬田電気鉄道]]の通勤形電車である。 {{鉄道車両 | 車両名 = 瀬田1000系電車 | 背景色 = #FF1919 | 文字色 = #FFFFFF | 画像 = seta1000.jpeg | 画像幅 = 280px | 画像説明 = 瀬田1000系 | unit = auto | 運用者 = [[瀬田電鉄]] | 製造所 = [[瀬田車両製造|瀬田車両]]<br /> | 製造年 = 1988年 | 製造数 = | 運用開始 = 1988年5月10日 | 投入先 = [[瀬田本線]] | 編成 = 基本4両、付属2両<br />([[MT比]]2:3) | 軌間 = 1,067 | 電気方式 = [[直流電化|直流]] 1,500 [[ボルト (単位)|V]]/[[交流電化|交流]] 20,000 V (50 [[ヘルツ|Hz]])<br />([[架空電車線方式]]) | 最高運転速度 = 115 | 設計最高速度 = 115 | 起動加速度 = 3.5 | 常用減速度 = 4.0 | 非常減速度 = 4.5 | 減速度 = | 編成定員 = 基本編成 - 1,412名<br />付属編成 - 760名 | 車両定員 = | 自重 = | 編成重量 = 341.6 [[トン|t]](基本編成 - 4M6T)<br />163.2 t(付属編成 - 2M3T) | 最大寸法 = 20,000 × 2,950 × 3,640 [[ミリメートル|mm]]<br />(普通車) | 編成長 = | 車体材質 = [[ステンレス鋼|ステンレス]] | 台車 = DT71・TR255・TR255A・TR255B・TR255C | 主電動機 = [[かご形三相誘導電動機]] MT75 × 4基/両 | 主電動機出力2 = 140 [[ワット|kW]] | 駆動方式 = [[TD平行カルダン駆動方式]] | 歯車比 = 6.06 (16:97) | 編成出力 = 2,240 kW(基本編成 - 4M6T)<br />1,120 kW(付属編成 - 2M3T) | 制御方式 = [[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]<br />([[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]][[半導体素子|素子]]) | 制御装置 = | 制動装置 = [[回生ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ]]<br />[[純電気ブレーキ|全電気ブレーキ]]<br />[[抑速ブレーキ]] | 保安装置 = [[自動列車停止装置#ATS-S改良形(ATS-Sx形)|ATS-S{{Smaller|N}}]]・[[自動列車停止装置#ATS-P形(デジタル伝送パターン形)|ATS-P]]<br />[[自動列車停止装置#ATS-Ps形(変周地上子組合せパターン型)|ATS-Ps]](一部) | 備考 = }} ==概要== [[瀬田電気鉄道]]初の自社車両。製造は瀬田電鉄グループ配下の[[瀬田車両製造株式会社|瀬田車両]]が担当。 本列車は瀬田電気鉄道への社名変更と同時に1988年5月10日、本線へ導入された。 車両の剛体はJR東日本209系から流用し、コストの削減と早期量産に成功することとなったが、同時に後述のような問題点も引きおこした。 当時はまだ若部駅付近までしか開業していなかったため、数編成が導入されたに留まった。 '''[[瀬田電車両火災事故]]'''により、本列車の機器に重大な不具合があることが判明し、2000年までに全10編成が廃車・危機の全取り換えの上での譲渡処分となった。 ちなみに東森町付近を走る第三セクター鉄道の横崎鉄道に2編成が譲渡され、改造・床下機器の取り換えの上'''横崎鉄道1000系'''として運用されている。 ==問題点== M車およびMc車の床下機器の構造に問題があり、場合によっては'''機器から発火する'''という重大な欠陥を抱えていた。 これは製造元の瀬田車両の製造管理能力の欠如が原因であるとし、瀬田電鉄側は路線や保安設備が原因であることを否定した。 1989年2月7日、瀬田駅〜當辺駅間を走行中だった1005Fの中間M車から突然発火・炎上し、計250人が死傷するという事故が発生した('''[[瀬田電車両火災事故]]''')。これの事故調査により、原因が製造元だと断定され瀬田電鉄は1000系電車を全廃車処分とする決定をした。
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