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'''ハイペリカム'''(Hypericum)とは、[[瀬田車両製造|瀬田重工業]]製造、[[瀬田電鉄警備課|瀬田電第13独立警備大隊]]所属の試作型巨大人型機動兵器である。形式番号は''' | '''ハイペリカム'''(Hypericum)とは、[[瀬田車両製造|瀬田重工業]]製造、[[瀬田電鉄警備課|瀬田電第13独立警備大隊]]所属の試作型巨大人型機動兵器である。形式番号は'''SAX-0021A'''。名称が決定する以前は開発コード名の'''21式'''で呼ばれていた。尚本稿では、改良型の'''ハイペリカムγ'''(ガンマ)についても記述する。 | ||
==概要== | ==概要== | ||
{{機動兵器 | {{機動兵器 | ||
|名称=ハイペリカム | |名称=ハイペリカム | ||
|正式名称=Hypericum | |正式名称=Hypericum | ||
|コードネーム= | |コードネーム=21式 | ||
|形式番号=SAX-021A/C | |形式番号=SAX-021A/C | ||
|種別=試作機動兵器 | |種別=試作機動兵器 | ||
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姿勢制御用に新規開発されたアクチュエーターとサーボモーターを全身に搭載するが、一部腕部向け精密サーボの開発が間に合わなかったため、航空機などに使用される油圧式駆動が利用されている箇所がある。後の35式ではこの問題は解決しているものの、逆に電気供給を断たれると完全に身動きが取れなくなるという問題も生み出してしまっている。 | 姿勢制御用に新規開発されたアクチュエーターとサーボモーターを全身に搭載するが、一部腕部向け精密サーボの開発が間に合わなかったため、航空機などに使用される油圧式駆動が利用されている箇所がある。後の35式ではこの問題は解決しているものの、逆に電気供給を断たれると完全に身動きが取れなくなるという問題も生み出してしまっている。 | ||
初期武装では右腕を戦車の主砲を転用したものを使用しているが、反動はこの機体の機動性でも抑制できないため、右腕に全重量とほぼ同等の推力を持ったスラスターを装備している。1号機が主にこの装備でテストを行ったが、バランスの悪さが露呈し、警備課への配備時は右腕を左腕と同じ規格に交換したB装備で納入されている。 | |||
この時代の機体としては極限までの機動性を確保したものの、戦車とは全く異なる操作性と機体特性から、操縦はおろか搭乗もできない者が続出し<ref>酔って嘔吐する者が続出したという</ref>、操縦できる者は空間認識能力が高い一部の人間に限られた。実戦配備時には戦車装甲とほぼ同じレベルの耐久性を持つ大型のシールドが配備され、本体の耐久性を補っている。ただし、重量が機体本体の重量を上回っているため、シールド装備時には保持用アクチュエーターを追加装備しなければならない。 | この時代の機体としては極限までの機動性を確保したものの、戦車とは全く異なる操作性と機体特性から、操縦はおろか搭乗もできない者が続出し<ref>酔って嘔吐する者が続出したという</ref>、操縦できる者は空間認識能力が高い一部の人間に限られた。実戦配備時には戦車装甲とほぼ同じレベルの耐久性を持つ大型のシールドが配備され、本体の耐久性を補っている。ただし、重量が機体本体の重量を上回っているため、シールド装備時には保持用アクチュエーターを追加装備しなければならない。 | ||
瀬田電鉄グループ傘下の[[瀬田電鉄警備課|警備課]]へ試作機として2機が配備され、各種稼働テストに利用された後、1機は予備パーツとして解体され、残った1機は警備課の機体として実際の運用に投入された。非公式の記録ながら、秋豆車輌製作所製造の機体[[アフェクシオン(A-HGMI01)|アフェクシオン]]との交戦記録も存在する。後に犯罪者グループの所有していた[[バスター・ストライカー]]との戦闘で中破し、'''ハイペリカムγ'''へと改修されることとなる。 | |||
瀬田電鉄グループ傘下の[[瀬田電鉄警備課|警備課]] | |||
===開発経緯=== | ===開発経緯=== |