「倉急20000系電車」の版間の差分

編集の要約なし
75行目: 75行目:


==車両の概説==
==車両の概説==
20000系は、20m6両編成として登場されたが、接客設備における最小単位は4両であり、後述のようにそれ以下の両数の際でも内装の統廃合により6両編成時の接客設備が維持できるよう配慮されている。
先頭車・中間車ともに電動車と付随車があり、機器の面でも短編成化を考慮した配置となっている。
===車体===
===車体===
車体長は先頭車が19,750mm、中間車が19,500mmで、全長は先頭車・中間車ともに20,000mmで、車体幅は2,800mmである。
先頭形状は優しさをイメージして丸みを持たせており、連結運転にも対応できる中央貫通路となっている。このことから運転室も客室の床の高さと統一されている。側面の乗務員扉は運転室横にあり、直通運転時に最大5回行われる乗務員交代の時間の短縮を図っている。
側面客用扉は各車両とも1箇所で、片開き引戸を採用。車いす対応のほか、地下鉄線内での乗降時間短縮を考慮し、扉幅は1,000mm幅で統一した。またホームドアにも対応し、地下鉄線内でも全ての扉で客扱いが可能になっている。各扉上部には雨樋を設けた。
側面窓は、連続窓風の外観とし、窓の高さは800mmとしている。この寸法はJR東海の383系電車の窓に相当し、ワイドビューとなっている。また先頭車最前部は高さ1,000mmサイズとさらに大きな寸法であり、こちらは国鉄151系パーラーカークラスとなっている。全ての客用扉脇には列車名や行き先を表示するLED式表示器が設置された。車両間の貫通路は800mm幅で、1号車・6号車の前面貫通路は600mm幅である。各車両の連結面間には転落防止幌を設置した。
塗装デザインは白をベースに海を表す水色を基本に配し、関南地区イメージカラーのオレンジを帯として巻いている。


===内装===
===内装===