「ハイペリカム(機動兵器)」の版間の差分

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'''ハイペリカム'''(Hypericum)とは、瀬田重工業製造、[[瀬田電鉄警備課|瀬田電第13独立警備大隊]]所属の試作型巨大人型機動兵器である。形式番号は'''SASX-0021A'''。名称が決定する以前は開発コード名の'''21式'''で呼ばれていた。尚本稿では、改良型の'''ハイペリカムγ'''(ガンマ)についても記述する。
'''ハイペリカム'''(Hypericum)とは、[[瀬田車両製造|瀬田重工業]]製造、[[瀬田電鉄警備課|瀬田電第13独立警備大隊]]所属の試作型巨大人型機動兵器である。形式番号は'''SASX-0021A'''。名称が決定する以前は開発コード名の'''21式'''で呼ばれていた。尚本稿では、改良型の'''ハイペリカムγ'''(ガンマ)についても記述する。
==概要==
==概要==
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それまで主に利用されていた0013M [[スパイダーウォート(機動兵器)|スパイダーウォート]]に代わり、瀬田重工業によって開発されたアサルト・スーツ。その初期理念通り、戦車とほぼ同等の装甲材を用い、戦車以上の機動性を有した兵器として数機が建造された。ただし、量産化に向けてのコストダウンは全く行われていないワンオフ機であり、さらには機動性のために装甲材を削減したこともあって耐久性は低下した。その開発コストは1億円を超えたともされる。初期武装では右腕を戦車の主砲を転用したものを使用しているが、反動はこの機体の機動性でも抑制できないため、右腕に全重量とほぼ同等の推力を持ったスラスターを装備している。ただし、これを搭載したことによって戦闘継続時間は大幅に減少している。装備上、右腕を交換しても飛行することはできない。<br>
それまで主に利用されていた0013M [[スパイダーウォート(機動兵器)|スパイダーウォート]]に代わり、瀬田重工業によって開発されたアサルト・スーツ。その初期理念通り、戦車とほぼ同等の装甲材を用い、戦車以上の機動性を有した兵器として数機が建造された。ただし、量産化に向けてのコストダウンは全く行われていないワンオフ機であり、さらには機動性のために関節部の駆動構造を改良した結果逆に装甲材を削減したこともあって、耐久性は実用化不可能なレベルに低下している。また新技術の惜しみない投入により、その開発コストは1億円を超えたともされる。<br>
初期武装では右腕を戦車の主砲を転用したものを使用しているが、反動はこの機体の機動性でも抑制できないため、右腕に全重量とほぼ同等の推力を持ったスラスターを装備している。ただし、これを搭載したことによって戦闘継続時間は大幅に減少している。装備上、右腕を交換しても飛行することはできない。<br>
180mm無反動砲の命中精度を向上するため、両脚にはサブレッグが格納されており、発射時にアウトリガーとして展開可能である。ただし、これを用いて四脚形態をとると、完全に身動きができなくなるため非常に危険であり、基本的に使用は推奨されていない。
180mm無反動砲の命中精度を向上するため、両脚にはサブレッグが格納されており、発射時にアウトリガーとして展開可能である。ただし、これを用いて四脚形態をとると、完全に身動きができなくなるため非常に危険であり、基本的に使用は推奨されていない。


この時代の機体としては極限までの機動性を確保したものの、戦車とは全く異なる操作性と機体特性から、操縦はおろか搭乗もできない者が続出し<ref>酔って嘔吐する者が続出したという</ref>、操縦できる者は一部に限られた。
この時代の機体としては極限までの機動性を確保したものの、戦車とは全く異なる操作性と機体特性から、操縦はおろか搭乗もできない者が続出し<ref>酔って嘔吐する者が続出したという</ref>、操縦できる者は一部に限られた。実戦配備時には戦車装甲とほぼ同じレベルの耐久性を持つ大型のシールドが配備され、本体の耐久性を補っている。


瀬田電鉄グループ傘下の[[瀬田電鉄警備課|警備課]]へ試作機として2機が配備され、各種稼働テストに利用された後、1機は予備パーツとして解体され、残った1機は警備課の機体として実際の運用に投入された。後に犯罪者グループの所有していた[[バスター・ストライカー]]との戦闘で中破し、'''ハイペリカムγ'''へと改修されることとなる。
瀬田電鉄グループ傘下の[[瀬田電鉄警備課|警備課]]へ試作機として2機が配備され、各種稼働テストに利用された後、1機は予備パーツとして解体され、残った1機は警備課の機体として実際の運用に投入された。後に犯罪者グループの所有していた[[バスター・ストライカー]]との戦闘で中破し、'''ハイペリカムγ'''へと改修されることとなる。
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===開発経緯===
===開発経緯===
瀬田重工業内で開発コード'''21式'''と呼ばれていた機体は、コストの問題と技術力で当初の課題を達成できなかった0013M [[スパイダーウォート(機動兵器)|スパイダーウォート]]の後継機として開発がスタートした。スパイダーウォートが従来の戦車と同じディーゼルエンジンを採用していたことから、21式も当初はディーゼルエンジンを搭載していたが、戦車とは違う衝撃にエンジンが耐えられず、出力も不安定化し、ディーゼルエンジンの採用は見送られることとなった。しかしバッテリー駆動では駆動時間があまりにも少なく、実用的ではなかった。
瀬田重工業内で開発コード'''21式'''と呼ばれていた機体は、コストの問題と技術力で当初の課題を達成できなかった0013M [[スパイダーウォート(機動兵器)|スパイダーウォート]]の後継機として開発がスタートした。スパイダーウォートが従来の戦車と同じディーゼルエンジンを採用していたことから、21式も当初はディーゼルエンジンを搭載していたが、戦車とは違う衝撃にエンジンが耐えられず、出力も不安定化し、ディーゼルエンジンの採用は見送られることとなった。しかしバッテリー駆動では駆動時間があまりにも少なく、実用的ではなかった。
==バリエーション==
==解説==
==脚注==

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